恋愛・結婚詐欺に陥りやすい人と対策

恋愛・結婚詐欺に陥りやすい女性とは、人と接するのが苦手な陰気な人です。優しくて真面目そうな人だと、コミュニケーション能力が高く見破られる可能性があるからです。該当する女性には、ごく自然な感じで交際を行い相手を恋愛的に盲目させるかに注力しています。

恋愛・結婚詐欺師は、出会い系サイトのオフ会を狙っている人が多くいます。これは、出会い系サイトをきっかけに恋人関係へと発展すると人に話しにくいと考える人が多いので、友人に紹介されたり被害の相談をされるといった他人に干渉されるリスクを減らすことが出来るからです。さらに金銭での問題を解決したら結婚できるとアピールすることで、自ら金銭を請求しなくても、相手の助けてあげたいという気持ちを利用して自らお金を出すように仕向けることで、詐欺として立件されることを防いでいます。詐欺師は証拠を残さないように徹底しているため、金銭は手渡しで行い捜査対象となる口座への入金は避けるようにしていることが多いです。そうすることで不用意に金融機関への記録を残さないようにしているのでうす。そして、絞れるだけ絞りとることが出来たら、相手から別れたくなるように仕向ける行動をします。これは、不況や実家を言い訳としてお金を返すことが出来ないそぶりをし、イライラして精神的に参っているフリを装い当り散らすことで、相手から別れを言い出すようにしています。別れた後も怪しまれないように、急に音信不通となることを避けてお金を返す意思があるように見せかけて、徐々に連絡を避けるようにしています。少額であれば返金を強要することもないため、失恋したと思い込む女性も多くいます。このため被害届を出さずに忘れる人もいますが、その男性が複数人の女性に同じ行為をしていれば、金額も多くなり被害者も増えていきます。男性の目的はお金である以上、女性の心を踏みにじって悪質な犯罪を犯していることに間違いありませんので、徹底的に追及する必要があります。

このような詐欺被害に合わないためにも、出会い系サイトで知り合った人は信用しないなど、注意する必要があります。その他にも、たとえ恋人同士であってもお金の貸し借りはしないなど先にルールを作っておく必要があります。軽く口約束するのではなく借用書の要求や、結婚を前提にしているからと理由をつけて、相手の職場や実家、自宅の住所など身元の確認を徹底的にしておく必要があります。何か言われれば、昔悲しいことがあったからと理由を付けて納得してもらえば済むことです。金銭については難しいことも多いですが、簡単にお金で解決するのではなく根本から原因を見つめる考えを持っていれば防ぐことが出来ます。

恋愛・結婚詐欺の様々な手口

婚活ブームが進んでいる昨今、恋愛・結婚詐欺の被害も増加しています。愛する人の幸せな笑顔を見たいという気持ちは、誰しも持っているものです。恋愛・結婚詐欺は、その純情な良心につけこんで金品を騙し取るという、実に卑怯で卑劣な詐欺です。

たとえば、「あなたと結婚したいけれど、そのためには以前付き合っていた人ときちんと別れるために手切れ金を支払わなければならない。でも私はそんな大金は持ってない。だからあなたとは結婚できない」と、恋焦がれた相手に言われると、その人を想うあまりに、自分がそのお金を工面してしまう人がいます。しかしこれは恋愛・結婚詐欺の典型的な手口であり、お金を渡したとたん、その人が行方をくらまし連絡がとれなくなったというケースは、多くあります。また同様の手口として、「借金を返済しなければ結婚できない」「病気の母の手術費用が足りない」「起業して一人前になれたら結婚したいが、起業資金がない」など様々なものあります。そのいずれもが、被害者の惚れた弱みに付け込むものであり、被害者は金銭を奪われるのみならず、心にも大きな傷を負うことになるのです。

被害を防ぐためには、しっかりと自衛するしかありません。具体的な方法としては、まず相手の身元を確認することです。付き合っているのに、住んでいる家に連れて行ってくれなかったり、家族に紹介してくれなかったりする場合は、要注意です。日頃の会話から、連絡先や勤務先の情報など、さりげなく聞き出しておきましょう。やましいことがなければ、すんなりと教えてくれるはずです。そして、身元をきちんと確認できない間は、相手がいくらお金が必要だと訴えてきても、決して金品の貸与や譲渡はおこなわないことです。身元がわかっていても、基本的に他人に簡単に金銭を貸したりしてはいけません。

どうしても必要で、返済における信頼も確実にできる場合は、借用書に署名捺印をしてもらったうえで貸し与えましょう。相手が本気で必要としている場合は、身元を明かして署名捺印にも応じるはずです。それを拒否したり渋ったりする場合には、やはりそれなりのやましい事情があると警戒すべきです。また、金銭ではなく高価な品物をねだってくる場合も要注意です。品物の場合は金銭と違って譲渡、つまり合意の上でのプレゼントにあたるため、与えた後に相手が行方をくらましても取り戻すことは困難なのです。以上のことを念頭において、恋愛や結婚を進めていきましょう。恋愛ましてや結婚は人生を左右する重大な分岐点です。自分は大丈夫、あの人なら大丈夫と盲目的に過信せず、常に理性をもって選択肢を選びましょう。